在韓日本人必携本
留学とかとは違って韓国駐在の身だと、接する韓国人もある程度常識的・理性的であって、そんなに日常会話やら酒の席で日韓関係についてトラブル発生!ということにはなりにくいのですが、日本を知っている韓国人ほど「日本人を教育してやりたい」という気持ちをもっているという傾向があるんじゃないかと、私は実感を持ってそのように思っているのです。これは付き合う相手としては厄介です。むしろ日本を知らない人の方が大人の付き合いをしやすい面があります。
「日本語に○○ってあるでしょ?あれは韓国語の△△が語源なんだよ。」とか、「日本の歴史上の人物である□□の先祖は朝鮮半島からきたんだよ。」とか、そんな話は流暢な日本語で山ほど聞かされました(が全部忘れました。)。王仁博士の話とか、日本の地名は韓国語が由来とか、万葉集は韓国語で読めるとかそんな話です。
相手がなぜか日本に好感を持っているため、こちらとしても反論は最低限にとどめているつもりではありますが、それでも明らかにおかしい話をされる場合も多いのです。しかも困ったことに、日本人の中にも、特に高齢者に多いのですが、そういう話が大好きな人がいて、さながら「日鮮同祖論」が現代に蘇ったのかと錯覚するくらい日本と半島との結びつきを協調して韓国人にすり寄る物知り顔した自称韓国通のオヤジが、結構はびこっているわけです。
ということで、こういう歴史の話題が出たらこう切り返す、という対策を自分で立てられるということは、韓国で日本人としての最低限の矜持を維持していくためには必要なことだと、私は思うのです。でも日韓関係に関する韓国人の曲解は非常に多岐にわたるものであり、どんなにこちらが準備したと言っても、もの凄い搦め手から攻められることも多々あります。またオーソドックスな話題でも、衰える脳細胞に常に知識を臨戦態勢でため込んでおくことは結構負担が大きいのです。
そんな私、というか私と同じような境遇にいらっしゃる在韓日本人必携の本とも呼べる本をつい先日手に入れることができました。発刊自体は去年の8月だそうですから既にご存じの方もいらっしゃるとは思いますが、情報が遅い海外での投稿と言うことでお許し下さい。
題名は「韓国・北朝鮮の嘘を見破る―近現代史の争点30」(文春新書、鄭大均・古田 博司 (編) )です。
「なんだそれか」と思われた方も多いかと思いますが、我々在韓日本人にとってはこれほど良くまとまった対韓国人兵器は無いのですよ。元々は雑誌での特集記事だったものを本にしたものらしいですが、硬軟取り混ぜた話題をコンパクトにまとめています。本当に使えます。争点ごとに筆者が違うのですが、その争点をさらに深く勉強したい人のための参考書籍の紹介を「読書案内」という形で執筆者自身がしているというのが秀逸。
争点ですが、最初のいくつかを列挙するだけでも
・「韓国のナショナリズムは健全だ」と言われたら
・「天皇を日王と呼んで何が悪い」と言われたら
・「植民地時代は収奪・搾取の時代であった」と言われたら
・「韓国内の親日派は国賊である」と言われたら
・「日韓併合は無効だ」と言われたら
・「創氏改名で民族名を奪われた」と言われたら
とまぁ、いずれも骨太かつ韓国人の洗脳が行き届いたテーマが満載なわけです。これが争点ごと新書版で大体10ページ以下でまとめられているのですから、買わない手はありません。語り口も難しいことは一切無く、非常に分かりやすいものになっています。
一人が書いた本ではなく、それぞれが得意な分野を書いているというのが逆に専門性を際だたせる形になっていて良いです。
最近は日本の本を韓国語に翻訳されたものがだいぶ出版されるようになりましたが、この際この本も是非!と、言うだけ言っておきます(笑)。でも日本人の考えてることが分かって良いと思うんだけどなぁ。
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