愛しのノムタン
私の韓国在住期間は盧武鉉大統領の在任期間と重なっています。あ、まぁ、赴任した年には弾劾裁判により職務停止という前代未聞の期間がありましたから空白期間があるのですけどね(笑)。
そんな愛しのノムタンも最近では逮捕されちゃうかも、なんて伝統芸能復活の動きがあり、やっぱり期待を裏切らない人物だわ♪などと思ってしまいます。兄が逮捕されたり奥さんを売ってみたり外堀はどんどん埋まっていってる感じなんですが、実際のところはどうなんでしょうねぇ。
韓国赴任してからのかの国についての感想はいろいろあることはこのブログでもおわかりかと思いますが、一つ思ったのは、政治のこと。
日本の議院内閣制って意外とすばらしい制度なんじゃないか、ってことです。日本の社会で暮らして、教育を受けると、大統領ってのは≒アメリカ大統領、という印象を持つことが多かれ少なかれあるんじゃないかと思います。ジョン万次郎以降そうなのかな?それで大概の場合は直接選挙で国家元首を決めるというやり方は無条件にすばらしいと。首相公選制を主張する人なんかは、アメリカの大統領制をイメージしている人も多いのかなと想像するところです。
でも大統領制には大きな欠点があるんですねぇ。
国民が選択にミスった場合、というか、殊に韓国人は常にミスっている印象ですが、任期中はフォローが利かないということなのです。そうそう簡単にはクビにできないわけですよ。韓国の場合、任期は5年で再選不可ですが、一度きりの選挙の熱狂が5年間の沈滞をもたらすわけです。
特に再選がないというのが結構な大きなポイントで、最初の1年から2年は当事者も国民も様子見、3年目に軌道に乗り始めるものの、4年目から、下手をすると3年目の後半以降は次の大統領を誰にするかに世間の注目が集まり現職は無視される、という冗談みたいなサイクルを延々と繰り返しているわけです。そう、大統領になったは良いけど、機能するのは5年のうち1年半とかそんな短い期間な訳です。
で、曲がりなりにも大統領制ですから、国会議員の力は相対的には弱いです。特に与党は総陣笠議員状態。韓国のニュースで「大統領ナントカ室」の役人に収賄疑惑、とかっていうのがよく出るのは議員でもなく一般の役所でもなく、要するに大統領府の側用人たちに権力が集中しているからななんですよね。
もちろん再選禁止という制度自体には過去の独裁に対するアレルギーが背景にあるわけですが、ただでさえ人材が乏しい社会で5年に1回ものペースで国家元首の適任者が出てくるわけがないのです。韓国人は、存在感のある小国を目指すということで韓国北欧説を唱えますが、私は格差拡大国家という観点から韓国南米説を唱えておりますので(笑)、そちらの国々との親和性をどうしても思ってしまうのです。自分たちの実力が見えてない制度設計なんですね。
長くなったので、2回に分けます。
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