双竜(サンヨン)自動車破綻
すいません。年明け前にタイトルだけ書いて保存していたようで、タイトルのみアップされ続けておりました。
その後状況が変わったと言うこともあり、改めて本日本文を投稿いたします。
さて、韓国に双竜自動車という中堅の自動車会社があります。
報道によれば破綻だそうです。
この会社は、大型の、ガソリンをやたら食う乗用車ばっかり作ってる、それはそれで立派な思想を持った会社です(棒読み)。その立派さが市場に理解されなかったのか、前の通貨危機の際には経営が危機に陥り、紆余曲折を経て何と中国の自動車会社に買収されてしまいました。
当時から中国への貢ぎ物、じゃない技術流出が懸念される!とか騒いでいる論調がありましたが、このご時世になって様々な問題が顕在化し、さらには双方の国民性の衝突のような醜い破綻劇を迎えたようですね。ちなみに私としては早く潰れた方が良いんじゃないかと、かねてより主張してきた会社であります。
まぁ、とにかく作っている車が大味。
特にSUVですが、「ムッソー」というのと「レクストン」というのに同乗したことがありましたが、サスペンションが悪いのか何か知りませんが、とにかく普通の舗装された道路でもガタガタと振動を拾うし、室内の音はうるさいし、ひたすらデカいから取り回しが大変そうだし、とにかくデカさしか取り柄のないクルマという印象です。
また、小型のSUVの「コランド」という「KORean cAN DO」という言葉を略した、中身よりも愛国心に訴える姑息なネーミングのクルマがあるのですが、製品の出来はさておき、とにかく一般的な韓国人に輪をかけて危ないヤツが運転している場合が多く、私も現地で運転していたときは、できるだけこのコランドには近付かないようにしていました。
SUVで、2ドアで、見た目がゴツくて、車体価格も安くて、ディーゼル仕様だと維持費用も(その当時は)安い、となるとユーザーは頭のネジが一本飛んだような荒い運転をするヤツが多いのです。乗り込むのも結構大変な床の高さがあるなど家庭向きな仕様ではないことから命知らず系の独身者が多いんでしょうか。
セダンも「チェアマン」という黒塗り専門のいかにも社用車向きの名前と図体とベンツをパクったとしてベンツ側から怒られた経歴を持つ外観を持った車種が中心(というかそれしかないのかな?)で、なんとも超然主義なんですよね。
で、いずれの車種もシェアを取ったヒット作がないように思えます。(データが無くてすみません。)
割と強いと思われていたSUVも最近はヒュンダイやサムソンが韓国車にしては洗練されたものを出し始めましたし、外国車としてはホンダのCRVの参入の影響も大きいような気がします。金のある人はレクサス(ハリアー)やBMWを買っています。
黒塗りセダンも国産車としてはチェアマンよりはヒュンダイのエクウス(要するに三菱のプラウディアです。)がステイタスがあるし、このクルマがターゲットとする金のある人は普通はやっぱりレクサスかBMWなんですよね。
ということで、労使関係やら資金調達やら破綻の直接的な原因としては色々あるんでしょうが、結局はどういうクルマを作っていくかという基本的な戦略の部分で間違いがあったような気がします。むしろよくここまで延命できたなと、そっちの方が驚きです。
アメリカのビッグ3だってもうちょっと工夫して幅の広い製造・販売戦略を立ててると思うのですが、このサンヨン自動車に関して言えば「でかいクルマは良いクルマ」というアメリカのクルマ文化の、今は悪いと評価されているエッセンスの部分だけを、たまたま元々大きいモノ大好きの韓国人が形にしてしまい、敢え無く破綻したように思えてなりません。
マーケット・シェアが低い会社の不況下での生き残りは製品によほどの強みがないと実現しないのだなと改めて思い知らされました。
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コメント
たしかにチェアマンはボルボのセダンより安くエセメルセデスですね。シートはクラウンセダンでボデーが日産グロリアで花の応援団の青田赤道が乗りそうな車ですね
投稿: 双龍 | 2010/11/11 02:14