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2006/09/25

修学旅行でも所得格差

韓国の高校の修学旅行で、生徒の家庭の所得格差を背景にした行き先の二極化が進んでいるという記事があったのには驚かされました。

以下の話、私の情報源はみんな「大人」なので、古い情報かも知れませんが、制度の骨組みは変わっていないとのことです。私もちゃんと調べた訳ではなく、また韓国人に聞いても正確なところは余りよく分からなかったので、不確かな記述になってしまうのですが、とりあえず知っている範囲のことを書いてみます。

韓国の高校というのは勿論義務教育ではないものの、基本的に全入で、しかも受験する必要がないんだか、殆ど形骸化していて、入るべき高校は地域ごとに抽選で割り振られるのだとか。

なんでも、軍事政権時代に高校の受験戦争が過熱化して社会問題化し、その状況を打開するために基本的には住んでいる地域にあるどこかの高校に割り振られるようになったのだそうです。しかも中学校の成績順で、高校ごとに格差が出ないようにバランス重視で割り振るのだそうです。そして何と驚いたことに、私立高校もその割り振り先に組み込まれており、私立大学の附属高校(梨花女子大附属高校など)もあるものの、日本の慶応や青山のようにエスカレーター式で大学までということにはなっていないそうです。

気になる私立の学費は公立並みに抑えられているとのことですから、補助金が凄いのでしょうね。でも、そういう国から決められた枠組みの中での学校と言うことですから、なかなか特色ある教育を実践するのは難しく、私立としてのアイデンティティーを発揮することが出来ないのが学校側の悩みだそうです。

だから、韓国には現在進行形の伝統的な名門高校というのは存在しないのです。かつての名門校ということであれば、ソウル高校(旧統監府中学、京城高校)、京畿女子高(記事中のK女子校?)、龍山高校、培材高校といった学校があるのですが、今では単にその地域に住んでいる生徒が通う学校に過ぎなくなっている訳です。もちろん優秀な生徒には外国語高校や芸術高校、科学高校といった専門科目に特化したような学校はあって、ここに入るのは試験があって大変だということではありますが、普通高校の名門というのは昔の話になったようです。

このように公立中学化した高校しかないということになると、平等主義が実現したかのようにもみえるのですが、現実的には生徒の家庭の所得に応じた多様なニーズというものがあり、その一つの暗黒面として修学力の行き先の分散と言うことになるのでしょう。ソウルの南側の高級住宅地でも、それに隣接して低所得者の住宅もありますから、学区制のようなものを採用する限りはどこであってもこうした問題は必然的に発生するのでしょうね。

これだと、例えばクラスでどんなに仲が良くても、家庭の所得の違いで修学旅行の行き先が別れてしまい、その後なんとなく心理的な溝が出来てしまうケースが多いんだろうなと想像してしまいます。世の中、ドラマみたいに美しい友情だけで成り立ってるわけじゃないですし、ましてここは「嫉妬の国」。特に女子の場合だと、、、ねぇ。

日本の最近の状況は知りませんが、行き先は別れることはあっても九州コース、北海道コース、東京コース、京都・奈良コースといった形で、生徒が行きたいところに応じて別れると言うだけであって、海外か国内か、といったシビアな選択を迫られることはないように思うのですが、いかがでしょう。それに、金持ち用のニーズにはやはり私立高校が事前に受け皿となっていて、韓国のような問題が発生しないような仕組みに自然になっているような気がします。

韓国の状況は正直言って人ごとですが、組合運動とか、社会運動とか、農村運動とかを通じての激しいデモや、低所得者層に見られる何かを諦めてしまったような顔を見ると、小さい頃から思春期に至るまでの間に、何か屈折した気持ちを植え付けられてきたんだな、絶対に越えられない壁を見せつけられてきたんだなと、そしてそれは何とも皮肉なことに平等主義を指向してきたはずの韓国政府によってむしろ見せつけられてしまったんだなと思ってしまうのです。

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コメント

グッデイさん、初めまして。

事実です。このサイト面白いですね。私も実は「大挙」の一部になってしまいますが、日韓路線のチケットをこの期間に取るのは本当に大変でした。

連中を代表して事前に謝っておく権限も必要性もその気もないのですが(笑)、意味不明なキャップをかぶったオネエちゃんが手をつなぎながら平日の銀座を闊歩という光景が多く見られることでしょう。

もちろん武装スリは気をつけて下さいとしか言いようがありません。一つ言えるのは、場違いにニンニクの匂いがしたら逃げろ!!ということです。

投稿: 管理人 | 2006/09/27 00:54


http://killkorea.iza.ne.jp/blog/entry/44827/

管理人さん事実なんでしょうか?
そうだとしたら皆さん注意しましょう!

投稿: グッデイ | 2006/09/26 18:46

ひらさん、引き続き失礼します。

先日、日本に「独島は韓国領土です」という横断幕を持ち込んでおそろいのTシャツで京都や奈良の観光地をパレードし、京都の耳塚(朝鮮の役の時の供養塔)で朝鮮式お辞儀をして先祖の霊を慰め、大阪城の前では周囲の日本人に手当たり次第に「日帝の蛮行」に関するアンケートを採りまくるという礼儀もクソもない、ある韓国の高校の修学旅行の模様がこっちのテレビ局の密着取材で放送されていました。

それでそれの受けた番組の司会者のコメントが「いやぁ、立派な高校生ですねぇ。」と来ました。もう開いた口が、ってやつです。

彼らなりの体験学習、、ではあるみたいですよ。(笑)
日本の左翼高校の謝罪旅行も凄いですが、韓国の悪態旅行も相当酷いです。


ヨンドンポさん、こんにちは。

仰るとおり露骨ですよねぇ。こんな記事も後で掲載されてましたが、舌鋒は弱いです。なんでなんでしょう。現状追認でしょうか。自分の子供は海外組だからでしょうかね(笑)。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/09/25/20060925000044.html

投稿: 管理人 | 2006/09/26 00:26

ヨンドンポです。

この記事もそうですが、すべての面で韓国はやることがとても露骨なんですよね....
韓国のこのような情報に接するたびに
あぁ、日本に生まれてよかった・・と思うヨンドンポであります。

投稿: | 2006/09/25 21:26

こんにちは、ひらです。

高校の修学旅行ですか。彼の地では、教育的見地からどのような位置づけをされているのでしょうね?
なんていうか、クラス単位で行くから「修学旅行」だろって思うんですがねえ。だからあの記事の感じでは、ただ単に個人的にコース別の体験学習のツアーに申し込んでるだけの話ですよ。それを「修学旅行」っていうのは乱暴な表現に聞こえますがね。日本人的には。


投稿: ひら | 2006/09/25 10:41

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