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2006/07/17

ソウルは豪雨。

この週末、韓国もたまたま日本と同じで3連休だったのですが、豪雨続きでした。先週の台風はなぜかソウルをかすめるような動きを取り、被害は殆ど無かったのですが、今度ばかりは梅雨前線と言うことで逃げようがありませんでした。

被害について詳細を述べられるような調べ方はしていないのですが、とにかく2日半くらいの間、結構な強さの雨がひたすら降り続いていました。断続的ではなくひたすらです。こんなことは雨の多い日本でも余り経験のないことでした。

報道で見る限りでは、こんな感じでしょうか。
朝鮮日報
聯合ニュース
地方、特に江原道というソウルの東側の地方は台風やら集中豪雨の常襲地と言うことで、今回もその例に漏れず被害が大きかったようです。ただ、やっぱり基本的に岩の上に立っている土地が多いからか、日本のように崖崩れとか鉄砲水とか、そういう被害が大雨量とその雨が降った地域が広範な割には何となく少なかったような気もします。いつのニュースを見ても同じ映像ばかりだった、というのがその根拠ですが、その被害映像にしても、濁流に乗った岩と木に家が直撃されたというもので、地域一帯を泥が覆い尽くすといった日本ではおなじみの風景ではありませんでした。もちろんカメラが行っていないだけかも知れませんがね。

ソウルにいて印象的だったのは、ソウルの中心部流れる漢江とその周辺でして、川沿いの高速道路は水没して(!)閉鎖、河川敷の公園も水没のため閉鎖になってました。この川沿いの高速道路は平日・休日を問わずクルマで溢れかえっていますので、これが閉鎖となると市内交通は目も当てられない状態になる訳ですが、さすがに余りの雨量に外出を控えた人も多く、ポイントポイントで渋滞が発生しているくらいで大きな混乱はなかったようです。その点週末に雨が降ったことが幸いしたのでしょうか。

それにしてもこの水没の風景を見て思うのは、ここに設置された施設のこと。とにかく公園とか駐車場の管理事務所みたいのはあるは、プールはあるは、公衆トイレはあるは、ジャングルジムとかバスケのゴールとかスケートボード場はあるは、市民の日よけのための屋根みたいなのはあるは、電灯はやたら何本も立ってるわで、洪水の時にこういうのが流されないのかと、人ごとながら心配していたのですが、どうも大丈夫みたいなんです。

もちろん泥にまみれ、公衆トイレ(多分水洗ではないと思います。)から流れた汚物にまみれ、流木やゴミ(これが多い!)やに傷付けられまくって、相当なダメージはあるんでしょうが、何か外見上はそのまま機能してしまいそうな雰囲気です。漢江の場合、ソウルの郊外の川が南北に分岐する地点にダムと多数の浮島があるので、そこまでにある程度大きな物体は引っかかってしまうのかも知れません。

高速道路の方も、水が引き次第通行止めを解除しているようなのですが、例えば水を流して路面を綺麗にしてから通行させる、なんてことをどうもしないような雰囲気なんです。こういう日本人から見ると変化球のような絶対にマネの出来ないコストダウンのやり方が罷り通っていることが、韓国経済のある意味での強さなんだよなと、変に感心してしまうところです。

それにしても、今回の豪雨では漢江の南北の上流部にある昭陽江(ソヤンガン)ダムと忠州(チュンジュ)ダムの威力が大いに発揮されたと思いますね。これらのダムは韓国との国交回復後の日本の資金と技術の援助により造られたダムですが、16日の晩の段階では、あと数m分の降雨があると放流を開始せざるを得ず、そうなるとソウルの洪水被害は免れないということで、報道自体も非常にピリピリした雰囲気があったのですが、一晩明けてみると何とか耐えきった模様で、水位も下降線ということになりました。

ちなみに、漢江の洪水管理システム自体も日本の技術と援助だそうで、このシステムを設置してある事務所からKBSが中継を続けていました。

ということで今回の豪雨、日本のおかげで乗り切れたんでしょ?とまでは言わないものの、ハードやらノウハウの部分で日本が相当に貢献して、具体的に大きな成果も生み出したという何度目かの好例になったのですが、まぁ、そんなことを意識している韓国人は殆どいないんでしょうね。受けた恩を忘れることにかけては世界一のスピードを誇る国民なわけで、誠心誠意援助しても甲斐無きことだってことですね。高価な教訓です。
(勿論私も傍観者であり、偉大な先輩達の功績の恩恵に浴しただけではありますが。あ、そういうことで言えば我々在留邦人の人命と財産を守ってくれた訳か。。。)

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コメント

おー、ヨンドンポさん!

仰るとおりヨンドンポ地域が今回の豪雨で冠水しちゃってたんで、一瞬心配したんですけど、お名前だけのことだったとハタと気付いた次第。いやお恥ずかしい。

60年代の韓国は写真で見る限りでも相当に貧しく、実際、男はベトナムでアメリカから金貰って虐殺・強姦、女はドイツに看護婦として売られるか国内でキーセンやるかが大金を掴む方法だったわけで、このままいったら赤化統一、そして社会党と日教組を通じた日本社会への浸透、という恐怖感は日本人保守層にはあったような気がします。

もっとも、経済的にうまくいって北を突き放すレベルに至ってからの方が赤化統一により近づくとは思いも寄らなかったんでしょうが(笑)。

投稿: 管理人 | 2006/07/19 00:37

ヨンドンポです。

ダムの決壊、期待していたのですが......。
私の好きなヨンドンポ区も結構被害を受けたそうで、心配しています(笑)
(心配といえば、例のウオン高で管理人さまの懐具合の改善の兆しはどうですか??)
日本の援助の件ですが、そもそも韓国のような国に援助すること自体、間違っています。
たぶん外務省の官僚が韓国の接待攻勢でホイホイと承諾しまくった結果だと思いますが。
韓国のコストダウンのやり方については、さすがに感心しますね。
地下鉄のワンマン運転なんか、ホーム先頭のバックミラーのみで安全確認していますから。
安全確認用のカメラを何台も設置している日本のシステムが過剰なんですかね??

投稿: | 2006/07/18 23:53

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