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2006/01/03

書籍購入費ゼロの国

あけましておめでとうございます。
ことしもマイペースですが、記事をチョロチョロと書いていきます。W杯イヤーですし、韓国サッカーというか韓国サッカー周辺事情に美味しすぎるネタが一杯あふれるような気もしますので、そのあたりを切り口に出来たら良いなと思います。

さて、新年早々(この言葉は旧暦の国にはなじまないのですが。。。)聯合ニュースに掲載された記事。新聞購入費を除くと一世帯当たりの書籍購入費はほぼゼロになるという驚くべき、というか今さらというか、まぁそんな内容。

こっちの書籍ですが、おおざっぱな雰囲気としては日本の7割くらいの価格設定かなと思っています。そんなに安いものでもないけど、バカみたいに高いわけでもない、要するに日本で日本人が本を買うのと同じくらいの感覚かなと思います。要するに本が好きなら容易に買える価格水準なわけです。

これまでも韓国人は本を読まない、ということは色々な本を初めとするメディアで紹介されてきたところですが、直接的ではないにしろ実感するところは多いですね。それらのメディアで指摘されているとおり、地下鉄やバスで参考書や教科書以外の本を読んでいるという人は結構珍しい風景ですし、韓国人との会話でこっちが「趣味は読書」なんて言おうものなら「あんた偽善者?」と言わんばかりの目で見られることがあります(その韓国人との普段のつきあい方が悪いという話もありますが。)。

ソウルの中心部に韓国最大の本屋というのがありますが、新宿の紀伊国屋とか八重州ブックセンターみたいなのとは比較にならないくらい小さな売り場面積です。印象としては吉祥寺のパルコブックセンターくらいでしょうか(わかりますかね?)?そんなのがウリナラ最大規模!なのですから笑ってしまいます。
ちなみに、そういえばなんですが、こっちで高名な作家、小説家、哲学者というのも見たことがないのです。文学的価値のある古典小説のようなものもない国ですから仕方ない部分はあるのですが、結局文化水準としてテレビドラマの脚本以上のものは書く能力がないということでしょうかね。どうしても面白い本が読みたければ翻訳が簡単な日本の物に頼ってしまう。

どんな発展途上国にも、それこそノーベル賞をもらえるくらいの高名な詩人や小説家や思想家はいるものですが、そういう傑出した人を輩出しないというのは本当にこの国の不思議なところです。学問をする人は昔から沢山いて、そうした地位の人間は確かに尊敬もされて職業上の地位も得るのですが、人間社会にとって重要な真理の探究というレベルにまで達することがない。

結局、韓国人にとっては学問は目的ではなく手段だ、ということなのでしょう。安易な話の展開ですが、そういう国からファン・ウソクのような男が出てもなんの驚きもないということですね。

作家と本屋がショボイから韓国人が本を読まないのか、韓国人が本を読まないから本屋がショボイのか、ニワトリが先か、卵が先か、結論は出ないところですが、冒頭の記事のような状況が変化する兆しが見えないことだけは確かなようです。

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コメント

>漫画で日本の文化を理解する下地が出来てくれたらいいですね…多く望みすぎでしょうか(=_=;

ゆうきさんと同様、私もそれは「あり」だと思っています。

昔は銀河鉄道999も魔法使いサリーもキャンディ・キャンディもガッチャマンもみんな違法に?放送されていたものの、見ている方が日本のマンガだとわかっていなかったことが多かった、放送する方もそこはわざとボカしたそうなんですが、最近はわりと日本の物であるというのをわかって見ている人が多いそうなんです。

反日教育にどっぷり浸かった韓国の若者にも根強い親日の層がいるのですが、この辺りはマンガを通じた親日派かも知れませんね。こんなことできる国って日本の他にあるんでしょうか。結構すごいことだと思うのですが。

マンガって、その国の人間の考え方や行動様式を如実に表現するものなので、日本的なもの、日本人的なものに対する免疫は昔よりはできあがっていると思います。

どこの国でも最も頑迷固陋の保守派はマスコミですので、この壁をどう乗り越えられるかがポイントのような気がします。

投稿: 管理人 | 2006/01/06 10:40

>さてマンガですが、あいにく普段つきあいのある世代とマンガを読む層が違う(大人向けのマンガというのがないようです。ま、そんなのがあるのは日本だけでしょうが。)

大人向けの漫画も漫画ですよね(^-^; 成年コミックの存在を忘れていましたが、、、日本だけの文化だったんですね…

漫画で日本の文化を理解する下地が出来てくれたらいいですね…多く望みすぎでしょうか(=_=;

投稿: ゆうき | 2006/01/04 16:37

ゆうきさん、こんにちは!
不定期更新にお付き合い下さり、心から感謝しています。

さてマンガですが、あいにく普段つきあいのある世代とマンガを読む層が違う(大人向けのマンガというのがないようです。ま、そんなのがあるのは日本だけでしょうが。)ようで詳しいことは分かりません。(このアンケートでマンガを書籍に入れているかもよく分からないところですし。。。)

ただ、本屋のマンガコーナーを見ると日本のマンガの翻訳版で溢れかえっている状況と言って差し支えないかと思います。ワンピースとかアニメでも大人気です。モンスターやマスターキートンも出されており、韓国語の勉強のために読んでみようかと思ったこともあります(思っただけです。)。作者名は日本人名でしたから、おそらく正式な手続を踏んで翻訳されたものと思います。

で、それがどのくらい家計に影響を及ぼしているかについてはよく分からない部分がありますが、台湾と同じで熱狂的な日本マンガファンというのがいるのは確かなようで、日本のマンガを読むために日本語を勉強しているという学生が確実にいるようです。

ちなみに韓国のマンガは、平積みになっているものをパッと見た感じでは「イ・スンシン」とか「ファン・ウソク」とか「高句麗の歴史」とか、きわめてエッジの効いた(笑)話題のものが多いという印象です。

記念日は別立てで。

投稿: 管理人 | 2006/01/04 01:30

いつも興味深く読ませていただいています。本を読まないということは、漫画も読まない...ということでしょうか?日本の漫画がかなり翻訳されていると聞いたのですが??

あと、韓国の恋人は記念日が多くて~
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060102-00000553-reu-ent
という記事がYAHOOで紹介されていました。それほど記念日が多いのでしょうか?お時間のあるときにレポートしていただければ幸いです(^-^)

投稿: ゆうき | 2006/01/03 20:41

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