« MBCの「PD手帳」 | トップページ | 不可解な日本コール in 韓国 »

2005/12/04

韓国の酒がブーム?

韓国に伝統酒と呼べるものがどのくらい存在しているのかどうかはよくわからないのですが、こっちで市販され、かつ日本でべらぼうな価格で販売されている人参酒とか百歳酒が今後日本でブームになるかも、という一種の「飛ばし」記事を見て首を傾げているところです。記事にある蒸留酒である安東焼酎やムンベ酒がブームになるというのもちょっと考えにくいですね。これらの蒸留酒はアルコール度数と価格が高いだけで風味に乏しいのです。ちなみにムンベ酒というのは元々北朝鮮の酒だったものを、ソウルの酒造会社が再現して売っているものです。瓶が安東焼酎にそっくりなので、間違えて買われた方も多いはず。

韓国の酒というのは、とにかく工業製品なわけです。薬草酒、といわれても薬草以外に何が入っているかわかったものではないですし、代表的な酒である真露ソジュにしたって要するにサッカリンの酒らしいですから、百薬の長とは真逆の存在であると思っています。もちろんこのソジュも最近は忠清道とか釜山の方では地元の会社の独自ブランドが幅を利かせていることは知っていますが、それだって味は大差なく、いずれも体に悪そうな変な甘さのある酒ばかりなわけです。

で、韓国の酒がブームになるか、ですが、私はならないと思います。
とにかく全般的に味は甘いですから、量を飲むことはとてもじゃないけどできないでしょう。この甘さというのは辛い食事に合うようにしたものじゃないかと思っているのですが、日本で食されている食事全般の傾向からすると、この甘さが酒自身の「くどさ」につながることから敬遠されることになるのではないかと思います。

実際日本からの出張者にいろいろ飲ませても、「韓国は結局ビールしか飲めるものがないね」っていう結論になってしまいます。酒の香りや味を楽しむという文化のないところで生まれた酒なのですぐに飽きてしまうのですね。

ということで、この研究所の日本人の研究室長氏がおっしゃっていることはおそらく客を持ち上げようとしてなされた発言であると思うのですが、東亜日報さんは思いっきり持ち上げられてしまったんでしょうね。幸せなことです。


ところで、文中、慶州の「法酒」が日本酒の起源みたいなことが書かれているのですが本当なのでしょうか?
日本酒の清酒というのはどぶろくから国内で近代以降に発展したものと聞いたことがあり、にわかには信じられません。

それこそ20世紀までどぶろくが中心であったような国から、朝鮮通信使しか交流手段がなかった時代に何か教えてもらったなどと言うこと自体が信じられません。酒の文化というのはその地域の文化を象徴するものであるはずですが、もし朝鮮半島からの伝播であるとすれば対馬や九州本土にもっと清酒の文化が花開いていても良いのではないでしょうか?

それにそもそも李氏朝鮮時代に慶州が酒の製造で重要な地位を築いていた(=地方に見るべき産業拠点があった)という話も聞いたことがありません。併合時代にようやく仏国寺の存在にスポットライトが当てられて慶州の「再発見」のようなことになったというのに、それ以前に外国文化に何か影響を与えるような実力がこの地域にあったとは到底考えつかないところです。

ていうか、ガイドブックにも書いてあることですが、当地に残る日本語として「マサムネ」というのがあり(老人しか使っているのを聞いたことがありませんが。)、これはすなわち清酒を意味するものであります。もともと清酒のような醸造酒が韓国にあったものであるならばこんな日本語を使う必要がないわけで、百歩譲ってかつてマサムネなる日本語の使用を強制されたとしても(ありえねぇ~)、そんなものは独立後にさっさと捨てればいいわけで、どう考えてもこの説に説得力を感じることができないのです。

ていうか、他のあらゆる文明の利器と同様、もともと韓国に無いものだったから外来語としてマサムネという不正確な日本語(ゼロックスみたいなある一ブランドにすぎない?)がすんなり入ってくることができたのでしょう。

ということで個人的な結論としては「何度目かの東亜の曲解」なのですが、また変な自信を持っちゃう韓国人が増殖するのを危惧しているところです。

|

« MBCの「PD手帳」 | トップページ | 不可解な日本コール in 韓国 »

コメント

かせっちさん、お久しぶりです!

そうですか、いや良かったです。でも記事の訂正はないわけでしょうから、そのまま一人歩きするのが気持ち悪いですね。
ったく、それにしてもいつものことながら、深くものを考えない人たちですね~。

最近、明治時代の史料を掲載したサイトをよく見るのですが、昔っからウリナラの人たちは「息をするように嘘を吐く」ということがよくわかって、彼らの言動に周囲が(そして自らも)振り回されてきたことがよくわかります。もう、存在自体がテロなんですよね。明治の日本人は辛抱強いなぁと改めて感心しているところです。

投稿: 管理人 | 2005/12/05 22:20

この東亜日報の記事は日本でも捕捉されております。

「日本酒の起源は韓国ニダ」(散歩道)
http://kuyou.exblog.jp/2765781/

毎度お馴染み東亜の飛ばし記事のようです。件の研究所にも電凸して確認した方もいらっしゃるようです。

投稿: かせっち | 2005/12/05 20:20

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/76877/7464554

この記事へのトラックバック一覧です: 韓国の酒がブーム?:

» 韓国人 [沖田寝多のblue chips]
「韓国は米国の3番目の敵対国」 米世論調査機関のアンケート結果 アメリカ人は韓国のことを世界で3番目の敵と考えているのか・・・。 中国よりも順位が上とは(笑 なんでも自国が起源とする「ウリナラ起源説」が常識の韓国に 「ハンバーガーの起源は韓国!!」 とか....... [続きを読む]

受信: 2005/12/04 22:40

« MBCの「PD手帳」 | トップページ | 不可解な日本コール in 韓国 »