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2005/11/27

黄禹錫卵子強奪疑惑

最近の韓国で国家の威信をかけた(笑)話題になっているのが、自称ノーベル賞候補のソウル大学の黄禹錫(ファン・ウソク)教授がそのクローン技術の研究に際して弟子の卵子を供出させた経緯に倫理的な問題があるかどうか、と言う問題。最近この問題がテレビのドキュメンタリーで放映されたのですが、面白いのは教授に批判の矛先が向かうのではなく、番組制作者に対して主に「国益を損なった」との理由でめちゃくちゃに批判されていると言うことです。果てはスポンサー企業に対する不買運動まで起こる始末。

韓国の科学技術って、他の国の人間なら技術的には可能でも人間としての倫理感とか法律による縛りを意識してなかなか踏み出せないことをあっさりとやってのけてしまう「天然さ」がウリなわけですが(例:MP3プレーヤー)、このクローン研究の第一人者である黄教授も典型的な韓国の学者と言うことなのでしょう。

本人は謝罪していますが、そもそもその分野での「第一人者」であるならば、やって良いことと悪いことに関するルールについても最も詳しいはずであり、このあたり「バレなきゃラッキー」くらいに思っていたんじゃないかという胡散臭さを感じるのです。

人を顔で判断するのは良くないとは思うのですが、この人がテレビで見せる表情には、歴代の科学関係のノーベル賞受賞者が見せる科学者が本来持ち合わせているべき謙虚さや純粋さのようなものが感じられないのです。どちらかというと政治家みたいな雰囲気で、自分の研究分野を目的ではなく手段として考えているというのがわかるギラギラした目を持っているのがずーっと気になっていたのです。

何ヶ月か前にも、狂牛病にならないという牛をクローン技術で開発したらしいのですが、これの実験というのが日本でしかできないらしく、「子牛が育っちゃたら実験できないでしょ!」と強引に搬送作業を行ったという報道も見ましたし、なんともまぁ、けったいな、いかにも韓国人というおっさんだなぁ、鬱陶しいなぁ、と思っていたのです。

それにしても彼をサポートする韓国人。何なんでしょうね。人間としての倫理よりも国益、という発想はやっぱり彼ら、というか特定アジア人の個性なんでしょうか。これも一種の「愛国無罪」かなと思ってしまいます。今のところこの死神博士、じゃない黄教授のやったことについて冷静に検証してみようという動きは殆ど見られず、ただただ「韓国人のプライドを傷つけられたニダ!謝罪しる!」という声しか聞かれません。
今回は、というか今のところは(笑)日本は蚊帳の外になっていますが、こういうのを見ているとこの国にはジャーナリズムを多面的に評価する雰囲気というのは期待できないんだなぁと改めて思ってしまいました。

ま、とりあえず「さよなら、黄禹錫」、「さよなら、ノーベル賞」。

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